-青春18きっぷで行く北アルプスPart II- |
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7月27日(日)
朝起きた時には良いお天気であったが、朝食を終えて出発するころには雲が出て、ガスがかかってきた。宿の人に天気予報を尋ねても 良くないとのことであった。5:55準備運動をして五色ヶ原山荘を出発する。ガスの中、鳶山に向かって木道を行く。昨日写真を撮った 周囲の山々の姿は見えない。お天気ならば、立山、後立山、野口五郎岳から赤牛岳、水晶岳などの山々が見られるのに残念である。木道の 左側に雷鳥発見。 6:14前に雪渓に入ろうとする女子パーテイがいる。私達はその後に続く。雪渓を渡ると岩の急登になる。遠くに雷鳴、でも近付く ことはない。6:30休憩をして水分を補給する。 6:42 鳶山の頂上に到着する。でもあまり山頂という感じはない。これからアッ プダウンの尾根を行く。 |
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7:07 日が照り始めた。このまま晴れればとカメラを構える。でも急にはガスが晴れない。
7:15群馬から一人でやって来たカメラマンが追いこして行く。前には福岡からやって来たいう4名の元気な女子パーテイがいる。 険しいコースで敬遠されているとは言え、女子の縦走者が多いのに驚く。7:17サングラスを取り出し、上着のシャツを脱ぐ。 後ろを振り返れば立山連峰、前にはこれから登る越中沢岳が聳える。最初は緩やかだが、段々厳しくなる。 8:45〜9:22 越中沢岳頂上に到着して休憩する。そこには千葉、東京から来たという3名の女性パーテイが休んでいた。正面に 見えるのがスゴノ頭、その向こうに見えるのが北薬師岳であろう。
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越中沢岳を超えると、最初は緩やかな下りであるが、段々厳しい下りになる。足場に注意して降りなければ危ない。富山市大山観光協会発
行の「黒部源流」の行程時間によれば、スゴノ頭まで1時間40分、「足下に注意」と書いてあるが、全くその通りである。 10:00ピークで休憩する。これから急なザレ場を下って行く。前途にはカニの横這い、ロープの崖などがあり、全神経を使っての縦走 である。10:20またガスが濃くなり始めた。10:26 ようやく鞍部に到着する。男性3名が休んでいる。でも風がないので、少し上 の風の当たる所で10:30から休憩する。 |
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11:00〜11:40スゴノ頭の平坦な所で昼食と長い休憩をする。これからハイマツの中を通って行けば、直ぐそこにある岩ゴロの
頂上へ行けるのだが、誰も行かない。皆この広場で弁当を食べたり、休憩したりしている。ここに上がって真直ぐ行けば頂上、スゴ乗越 小屋へは90度右折して急な斜面を下るようになる。案内標識がはっきりしていないので、殆どの人が方向転換しないで真直ぐの道へ入っ て引き返す。はるか下の尾根の樹林帯の中に赤い屋根のスゴ乗越小屋は見えている。でも近くはない。行程表によれば、スゴ乗越まで40分、 それからスゴ乗越小屋まで50分になっている。 私達と同じように今晩スゴ乗越小屋に泊まる群馬からの男性にホームページの紹介をする。 太郎平小屋からの男性に会う。逆コースの人には余り会わない。どちらのコースも厳しいが、やはり逆の方がもっと厳しそうだ。 |
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11:40にすゴノ頭の急な斜面を下り始めて、比較的平坦な稜線に降り立って「スゴ」とは良い名前を付けたものだなと思う。本当に
スゴイ山だ。12:00 ロープの場所通過。12:23スゴ乗越で休憩する。正面には間山の向こうに明日登る薬師岳が聳える。 シラビソ樹林帯の稜線を南西の方向に進んでいると、1時過ぎに雨がパラパラし始めた。今晩の宿は近いけれども、念のためにザック カバーを掛けて、傘をさしての山歩きを始める。 13:26 スゴ乗越キャンプ場を通ってスゴ乗越小屋に無事到着する。1泊2食で8400円。チェックインしてから雨がひどくなった。 しばらく部屋で休んでいると、雨が上がり、周囲の景色が見えるようになった。「キャンプ場から見る夕日はきれいですよ」と宿の人に教え られ、カメラを持って外に出る。薬師岳へ通じる道を少し行った所の展望所から昨年縦走した水晶岳が赤牛岳の右側にはっきりと見える。 キャンプ場へ行てみると、テントは3張り。6、7名の人が周囲の山を眺めている。赤牛岳は直ぐそこにどっしりと座っているが、その左側 に野口五郎岳から烏帽子岳が夕日を受けて輝いている。富山の方を見れば、富山の町の向こうに富山湾、更に左の方に能登半島が近くに見 える。夕日は大日岳の上に沈む。 キャンプ場から宿の方を見れば赤い屋根の向こうに明日登る山々が浮かんで見える。、この宿は「ランプの宿」として名が通っているのだ。 |
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