徳島県の最高峰
剣山 TSURUGISAN (1954.7m) ーキレンゲショウマ、瞼の花を訪ねてー |
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7月30日、今日は瞼の花、キレンゲショウマに逢いに剣山に登り、、一ノ森、行場を経て刀掛ノ松、
西島から見ノ越ヘに戻るコースを歩く。幸い心配していた雨も上がっているので、身支度をするのも好都合 である。見ノ越駐車場には私達のバスだけである。出発時間が近付くと、みんなで準備運動をして、5名 ずつ4班に分かれる。 5:30、1班から順に出発する。剱神社の階段から登り始めたところを写真に納めようとしたが、霧が 濃いので、良い写真にはならない。でも樹林帯の中の登山道よりは増しである、良く踏まれた歩き易い登山 道を小鳥のさえずりを聞きながら登ってゆく。ブナやシデの原生林の中を進み、5:45リフトのトンネル を出た所で休憩する。この時間だからリフトはまだ動いていない。6:03案内標識、西島まで400m、 標高1600mを通過する。 6:22西島リフト駅に到着する。写真を撮ったが、矢張りガスが濃くて建物も人陰もぼんやりでこのペ ージには出せない。ここには観光客へのサービスであろうか、花壇にキレンゲショウマが植えてある。生 まれて初めて見るキレンゲショウマの花をここに紹介する。その他ニッコウキスゲ、クガイソウ、タカネ オトギリ、シコクフウロなどの花がきれいに咲いていた。
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西島を出発すると、直ぐにタカネオトギリの花が迎えてくれる。これも初めて見る花である。シコクシラベ
樹林帯を刀掛ノ松へ向けて登ると、鹿の足跡や樹皮をかじった新しい傷跡が見える。鹿はどこの山でも繁殖して被害 が増えているようだ。6:48刀掛ノ松に到着して休憩。イブキトラノオ、トリカブト、シシウド 6:51休憩が終わると、2班が先頭になって出発する。私達の3斑はそれに続く。しばらく歩くとシコクフウロに 出逢う。7:08鳥居を潜って登る。そこには「行場を経て一ノ森へ」の案内標識もある。7:10剣山頂上ヒュッテ に到着して休憩する。お土産を買った時に明るい笑顔の写真を撮らせてもらう。ホームページの紹介もしておく。 休憩が終わると7:30に出発。土産物のお店と大岩を背負った神社の間の階段を登って剣山の山頂への木道へ進む。 |
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山頂部は一面がミヤマクマザサの緩やかな草原で、何も遮るものはない。お天気が良ければ、次郎笈から三嶺は勿論、
石鎚山や大山の方まで見えるのだが、今日は無理である。かって測候所だったという建物を左に見ながら木道を進む。 7:35剣山の頂上三角点に到着する。しかし三角点にはタッチできない。人は木道から出られないのである。 記念の集合写真を撮ってから7:47に一ノ森へ向けて出発する。7:52「一ノ森へ1800m」という案内標識を 通過する。しばらく行くとホソバシュロソウに出会う。余り目立たないのに良く見つけたものだ。二ノ森の頂上を過ぎ てダケカンバの林へ、それを出るとまたミヤマクマザサというような緩やかなアップダウンの稜線の登山道である。 タカネオトギリ、カニコウモリ。 8:24、行場分岐、これから左折すれば、行場へ行けるが、私達は先ず一ノ森まで行って、ここへ戻ることにする。 直ぐ先に「一ノ森へ310m」の案内標識。8:36一ノ森ヒュッテに到着してトイレ休憩。主人が出て来て、親切に 説明してくださる。前庭の大木は樹齢600年のゴヨウマツ。その根元の木はワクラバ。以前はこの辺り一帯にゴヨウ マツが多くあったが、枯れて白骨樹になっている。「前の道を東へ下れば、コリトリ(垢離撮)、富士の池へ行ける。 以前はこれが表参道だった」 キツリフネ、イブキトラノオ。 |
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休憩が終わると、8:55ヒュッテの左側から裏山にあたる一ノ森へ向けて出発する。雲が晴れて陽がさし始めた。
9:00一ノ森の三角点で写真を撮る。ここは頂上ではない。頂上到着は9:07であった。全員で記念写真を撮った 後、自分の写真も1枚撮ってもらう。9:10出発。9:19先程の行場分岐点へ戻る。そこから行場へ向かって少し 進むと、0:28丸木橋。この橋を渡ると鹿除けの防護ネットが登山道に沿って現れた。 テンニンソウの群生(花は9月)、ウバユリ、ヤマアジサイ。 9:52「一ノ森へ1180m、行場を経て刀かけの松」の案内標識を通過。直ぐその上の小屋に到着して休憩。 そこの崖に珍しい花があった。みんな何だろうと案ずるが分からない。花ガイドブックを見ると、キリンソウ? これから右へ進めば、鎖場(オクサリ)があるが、私達は左の崖へ登って行く。登っていると上の方に人間だけが 通れる階段が見えてきた。これは防鹿柵で、通路の足下は板でなくて、丸木が8cmばかりの間隔を空けてある。 これでは頭の良い鹿でも通れまい。説明では分かりにくいので写真を載せておく。カニコウモリ、 10:02待ちに待ったキレンゲショウマの群生に到着。薄暗い谷間の斜面に一杯。でも通路にはきちんと鹿除け の防護ネットがしてあるので、通路から出ることは出来ない。防護ネットを避けて写真を撮るのは中々難しい。みん な少しでも良い花を求めてシャッターを押すが、手ぶれがあったりして容易ではない。この幻想的なレモン色の花を 宮尾登美子は「お月さんが地におりてきて宿っているような淡く輝く黄」と表現しているが、素晴らしい表現である。、 10:25「鶴の舞へ」の案内標識、希望者は一寸見て来る。大きな岩があり、向こうへ登って行くと注連縄が あるそうだ。岩の手前まで行って、引き返して進むと、再び人間だけ通れる通路にさしかかった。時間の余裕がある ので、「リフトへ500m」の分岐から少し下ってキレンゲショウマの花を追い掛ける。こちらの方は少し開花が遅 れている感じである。谷間の斜面全体がキレンゲショウマの群生である。おそらく先ほどのオクサリのコースを進め ば、ここに出て来るのだろう。 10:37分岐に戻る。花のないトリカブトの群生を見ながら、刀掛ノ松ヘ行って、10:50まで小休憩。 その後リフトへ行って休憩する。そこから良い道を下って見ノ越の駐車場に到着したのは11:30。17580歩 12:30まで、ここの土産店の食堂で昼食をとる。 帰途、14:00から14:50まで剣山木綿麻(ゆうま)温泉で汗と疲れを流し、爽やかな気分でバスの旅が 始まる。後は安全運転で楽しいドライブ。お陰で予定より早く無事に帰宅することが出来た。色々とお世話になった 方々に感謝の気持ちで一杯である。皆さんのお陰で瞼のキレンゲショウマを堪能できた。感謝。 |
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宮尾登美子の記念碑 |
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