醍醐桜 | ||||||||||
醍醐桜 DAIGOZAKURA
日本一 アズマヒガンの巨樹 |
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醍醐桜と言えば、中国地方では良く知られており、毎年のように桜の時期になると、テレビなどで、開花情報が報道される。このような理由で、以前から機会があったら、是非この花に逢いに行きたいと思っていた。
この度、私たちの山の会で、毛無山(けなしがせん)登山と醍醐桜という登山計画が出来たので、直ちに 参加の申し込みをした。今年は桜の開花時期が早いので、10日では少し遅すぎるかなという心配を抱き ながら、4月10日(土)午前8時の集合時間に間に合うように徳山駅へ急ぐ。 10名乗りのマイクロバスに乗り込んだ8名は、8時前に出発して、2名が待っている鹿野町へ向かう。 8:33に鹿野町に到着。10名が揃った一行は、鹿野ICで中国自動車道に乗る。途中、車窓からは山桜、 ツツジ、コブシの花が私たちの目を楽しませてくれる。 吉和、七塚原、大佐のサービスエリアでトイレ休憩をとって、11:34に北房ICで国道313号へ降りる。 東へ4kmばかり走って、美川橋を左折。県道84号をしばらくドライブして左折すると、「醍醐桜まで3km」 が見えてきて、11:48少しずつ渋滞が始まる。 余り広くない道は一方交通になっていて、駐車場が空かないと前進出来ないようである。 しばらくすると、左手の斜面に「カタクリの群生地」の看板が見えてきた。数人の人が入園している。 車が近づくと、車窓からも緑の斜面にカタクリの花が見える。 12:11「醍醐桜まであと2km」。これは歩いた方が早いなとお互いに話しだしたが、車をここに 置いて行く訳にはいかない。仕方なく「少し前進しては停車」ということを続けていたが、12:48 「醍醐桜まであと1km」まで進んだ所で、会長の運転手が車に残り、他の者は下車して歩くように指示 が出た。運転の会長には申し訳ないが、これが一番効率的である。みんな昼食を持って歩き始める。 渋滞を見越して、所々に仮説トイレが用意されている。トイレをすませて、車の傍を1列になって進ん でいると、右上に遊歩道が分かれた。幅1mぐらいの遊歩道に入ると、面白い名前の石碑が道端に現れた。 「大勢坂」、昔から大勢の花見客が登る坂なので、このような名前がついたのかと思ったが、これも醍醐 桜の名前の由来と同じように隠岐の島に流された後醍醐天皇と関係があるらしい。 伝説によると、1332年の春、後醍醐天皇がこの桜を見て「これは見事な櫻だ」と大変感激された ということからこの名前が付いたそうだ。そしてお帰の際に地域の人が大勢この坂に集まって、後醍醐 天皇を見送ったことから大勢坂と呼ぶようになったという。 前に延びる遊歩道は逆時計方向に曲がっており、右側は高い崖、左側は谷になっている。谷の中央に車 道が平行に走り、渋滞の車の列が登っている。谷の向こうの高台には憧れの醍醐桜が二代目醍醐桜と一緒 に聳えている。醍醐桜に近づくにつれて人混みが増してくる。大勢の見物客を掻き分けて、ようやく醍醐 桜の全容を写真に納める良い場所に立ったのは13;10であった。 「何と荘厳な姿だろう!何と堂々とした桜だろう! 傍に近づくと、その幹の偉大さに驚かされる。 岡山県のホームページによると、目通り7.1m, 根本周囲9.2m, 枝張り東西南北20m, 樹高18m. 写真撮影が終わると、茅葺きの屋根が新しい土産物売り場の前庭で昼食をとる。 食事が終わっても、まだ私たちの車は上がってこない。13:40にようやく車がやって来たが、 駐車場は少し奥まで行かなければならない。運転の会長は本当に大変である。申し訳ない。 車を駐車場に置いて、そこから歩いて醍醐桜の所まで来られたのは14:05であった。 お疲れさまでした!皆でお礼を言って、一緒に醍醐桜の傍に行き、記念の集合写真を撮ってもらう。 撮影をお願いした人が、醍醐桜を多く入れようとしたのか、前列の人が余り良く入っていないのが 残念であるが、仕方がない。これ1枚だけなので、、、 駐車場に行ってみると、高速料金1000円の効果か?県外ナンバーの車、それも遠隔地の車が 多い。14:20に駐車場を出発して、次の見学地「暖簾の街」、旧出雲街道で有名な勝山の「街並 保存地区」へ向かう。15:23に暖簾の街に到着。みんなで落ち着いた街並を散策する。 この後、少し北にある「神庭の滝」を見学して、湯原温泉郷の一つ、真賀温泉の宿に入る。 「明日はお天気でありますように!」と祈って床につくが、翌日は夜明け前から大雨。これでは幾ら 山好きの私たちでも「毛無山へ登ろう!」と言う者はいない。結局、がいせんもん桜、蒜山高原、 「ゲゲゲの女房」の境港、庄原さくら祭りなどを回って18時過ぎに無事に徳山駅に到着する。車の 運転は3名の仲間が交代で安全運転をしていただいた。お陰で楽しい素晴らしい桜巡りが出来て、感謝 感激である。みなさんお世話になりました。 |
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